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新製品・サービス開発の高速化に向けインフォマティクス活用を標準手法として採用 ~クリタとFracta Leapが「ヤタガラスプロジェクト」を始動~

2026年7月28日

  • 事業・技術

栗田工業株式会社(本社:東京都中野区、社長:江尻 裕彦、以下「当社」または「クリタ」)と、水処理産業のDXを推進するFracta Leap株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:北林 康弘、以下「Fracta Leap」)は、蓄積された水処理データと機械学習等を駆使して新製品・サービス開発の高速化・高度化を図るため、インフォマティクス(*1) を標準手法として定着させる「ヤタガラスプロジェクト」(*2)(以下「本プロジェクト」)を始動しました。

お客様や社会を取り巻く水や環境に関する課題は、環境規制の強化や節水、温室効果ガス(GHG)排出削減のニーズの高まりなどを背景に、変化のスピードを増しています。これらを解決するための技術やソリューションの開発においても、従来の手法やプロセスのみでは迅速な対応が難しくなっています。

こうした背景から、当社とFracta Leapは、2022年からインフォマティクスの活用に取り組み始めています。これまでに、材料開発向けのマテリアルズインフォマティクス(MI)(*3)と設備の運転管理向けのプロセスインフォマティクス(PI)を中心に、14件の開発テーマへ適用してきました。

たとえば、次世代エネルギー分野における生産プロセス効率の向上を目指す開発テーマにおいて、MIを活用することにより有望材料候補の選定を効率化し、候補探索期間を約90%削減しました。また、これまでは有識者の経験や暗黙知にもとづき判断してきた水処理プロセスの画像解析においては、PIを活用した解析技術を開発し、判断の再現性を確立するとともに、精度の向上と効率化を実現しました。これらの成果を踏まえ、インフォマティクスを新製品・サービスの開発プロセスへ横断的に展開することで、新たな技術やソリューションの研究・開発に係る探索や調査に要する期間を約25%短縮できる見通しです。

本プロジェクトは、インフォマティクスの活用を通じて、クリタグループの研究開発プロセスをデータ駆動型へ進化させ、開発期間の短縮と付加価値のさらなる向上を目指すものです。今年度(2026年度)は、開発テーマ立案や実験計画といった研究開発の上流から製品化・事業化までの主要工程を一貫して支援する新たな手法として、インフォマティクスの活用を段階的に採用していきます。さらに、2027年度には、取得データが限定的でインフォマティクスの適用が困難だった開発テーマにまでその適用を拡大し、インフォマティクスを当社グループの研究開発プロセスにおける標準手法とする予定です。

当社とFracta Leapは、本プロジェクトを通じてインフォマティクスの活用を研究開発部門全体へ定着させることで、新たな技術やソリューションの早期事業化と付加価値向上を実現し、社会課題のさらなる解決とクリタグループの収益拡大への貢献を目指します。また、このようなデータ駆動型の研究開発を組織全体で強化することにより、グローバルの水処理業界をリードするイノベーション創出組織として、さらなる進化を図ってまいります。

注)

<参考URL>

Fracta Leap株式会社について

2020年に創立した、水資源の課題解決に向け、水処理インフラのデジタル変革に挑むスタートアップです。設計から運転・管理まで、全てにデジタル技術を実装した新しい水処理インフラを確立し、それを世界の必要としているところへ届けることで、世界中の水処理インフラのアップデートを目指します。

また、Fracta Leapでは、本プロジェクトを担うデータサイエンティストを募集しています。機械学習・データサイエンスなどの知見を活かし、水処理分野の研究開発・イノベーションを変革する挑戦に参画いただける方を歓迎します。

ホームページ:https://fracta-leap.com/

採用情報:【データサイエンティスト】水処理R&D向けデータサイエンティスト募集! / Fracta Leap株式会社 https://open.talentio.com/r/1/c/fracta-leap/pages/90665

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