第23回 高校生・高専生科学技術チャレンジ(JSEC2025)で栗田工業賞を贈呈
栗田工業株式会社(本社:東京都中野区、社長:江尻 裕彦、以下「クリタ」または「当社」)は、第23回「高校生・高専生科学技術チャレンジ(Japan Science & Engineering Challenge;JSEC)」(以下「JSEC2025」)において、水と環境に関わる優れた研究に対する「栗田工業賞」を、静岡理工科大学静岡北高等学校2年生の佐藤 茉愛沙(さとう・まあさ)さん、安藤 愛紗(あんどう・あいり)さん、坂川 紗香(さかがわ・すずか)さんへ贈呈しました。
JSECは、理数教育の増進に資することによる科学技術水準の向上を目指し、株式会社朝日新聞社および株式会社テレビ朝日の主催により2003年から実施されている、全国の高校生と高等専門学校生を対象とする科学技術の自由研究コンテストです。毎年幅広い分野から研究作品を募り、専門家による書類審査とプレゼンテーション審査により、優秀な研究を表彰しています。当社は、JSECの活動趣旨に賛同し、社会貢献活動における次世代育成の一環として、2019年から協賛しています。
JSEC2025は、全国の高校および高等専門学校から過去最多となる506件の応募があり、予備審査と一次審査を経て、本年12月13~14日の2日間にわたり日本科学未来館で最終審査会が行われました。この結果、「栗田工業賞」には、静岡理工科大学静岡北高等学校の佐藤 茉愛沙さん、安藤 愛紗さん、坂川 紗香さんの研究「水の相変化と循環を強化したヒートパイプを用いて稲作の高温障害を阻止する」が選ばれました。研究内容については、以下の本賞概要を参照ください。
なお、「栗田工業賞」を含むJSEC2025の上位受賞者は、2026年5月に開催される国際学生科学技術フェア「ISEF(International Science and Engineering Fair)」に、日本代表として出場する予定です。
また、「栗田工業賞」の副賞として、受賞者とクリタグループの国内外の研究者との交流会を開催する予定です。企業における研究開発の様子などを研究者から直接聞く機会を提供し、受賞者の今後の研究活動やキャリア形成の一助としてもらいたいと考えています。
クリタグループは、社会貢献活動における重点分野の一つである「次世代の育成」に関する取り組みを引き続き推進することで、持続可能な社会の実現への貢献を目指してまいります。
【JSEC2025栗田工業賞概要】
受賞者:静岡理工科大学静岡北高等学校2年生の佐藤 茉愛沙さん、安藤 愛紗さん、坂川 紗香さん
研究内容:「水の相変化と循環を強化したヒートパイプを用いて稲作の高温障害を阻止する」
近年、猛暑が頻発し、稲作における高温障害が深刻化している。そこで水田の水温管理に活用できるヒートパイプを開発した。このヒートパイプには水返送部が構築されており、シリコンチューブ内に毛細管として木綿の布が入っている。水返送部の上端を加熱すると、上部からの蒸発と側面からの気体等の侵入の制限により水の吸い上げが加速された。さらに、入熱板や螺旋型蒸発促進板を追加することで熱移動は大きくなった。これらの成果を長さ1mのアルミ管に導入した結果、熱源から1m下まで0.5 kJ/分で熱を移動でき、順方向型ヒートパイプと反転型ヒートパイプを組み合わせ、安価で軽量な素材の水平型ヒートパイプとなった。
授賞式の様子(左から:坂川さん、安藤さん、佐藤さん、当社執行役員イノベーション本部長 水野 誠)
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