ブルーボンド発行に向けた「ブルーファイナンス・フレームワーク」の新規策定に関するお知らせ
栗田工業株式会社(本社:東京都中野区、社長:江尻 裕彦、以下「クリタ」または「当社」)はこのたび、当社のサステナビリティに関する取り組みをより推進するため、ブルーファイナンス・フレームワーク(以下「本フレームワーク」)を策定しました。
また、本フレームワークに基づき、国内市場において公募形式によるブルーボンド(以下「本社債」)を9月に発行する予定であり、本日、本社債の発行に向けた訂正発行登録書を関東財務局長に提出しました。
1. 本フレームワークの策定及び本社債発行の目的・背景
本フレームワークは独立した外部機関である株式会社日本格付研究所(JCR)から、IFC(*1)が定める「ブルーファイナンスガイドライン」及びICMA(*2)が定める「グリーンボンド原則」等との適合性に関する第三者意見書を取得しており、最上位評価である「Blue 1 (F)」を取得しています。
クリタグループは、サステナビリティを、自然環境や社会システムの中に企業活動を位置付けそれらとの相互影響を踏まえて持続的な成長を図ることであると捉え、サステナビリティを経営の中核に据えて取り組んでいます。また、「持続可能な社会の実現に貢献する『水の新たな価値』の開拓者」を企業ビジョンに掲げています。この実現に向けた重要課題を、サステナビリティに関するグローバルな課題を踏まえ中期経営計画ごとに特定し、「クリタグループのマテリアリティ」として定めたうえで、指標・目標を設定してこれに取り組んでいます。
今般、当社のサステナビリティに関する取り組みをより推進し、幅広いステークホルダーの皆様に一層認知いただくべく、ブルーボンドの発行を予定しています。
ブルーボンドとは、環境問題の解決を目指すグリーンプロジェクトの資金調達のために発行するグリーンボンドの一種であり、特に本社債は調達資金をIFCの「ブルーファイナンスガイドライン」における「水衛生(water sanitation)」に適合するプロジェクトである「半導体向け超純水供給事業に係る設備投資」に充当する予定です。
2. ブルーボンド概要
| 社債名称 | 栗田工業株式会社第3回無担保社債(特定社債間限定同順位特約)(ブルーボンド) |
| 条件決定日 | 2025年8月下旬(予定) |
| 発行年限 | 5年(予定) |
| 発行額 | 100億円(予定) |
| 資金使途 | 半導体向け超純水供給事業に係る設備投資 |
| 主幹事証券 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社/野村證券株式会社/大和証券株式会社 |
| ストラクチャリング・エージェント(*3) | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社 |
| 第三者評価機関 | 株式会社日本格付研究所 |
ブルーファイナンス・フレームワーク及び第三者意見書の詳細については、以下リンクをご参照ください。
- ブルーファイナンス・フレームワーク (PDF: 4.8MB)
- 株式会社日本格付研究所の第三者意見書 https://www.jcr.co.jp/greenfinance/green
注)
- *1: IFC:国際金融公社
- *2: ICMA:国際資本市場協会
- *3: フレームワークの策定及びセカンド・パーティ・オピニオンの取得に関する助言等を通じて、ブルーファイナンス等の実行支援を行うもの
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